武装集団が赤十字スタッフら7人拉致 シリア

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シリアでは2年以上内戦が続く

シリアでは2年以上内戦が続く

(CNN) 内戦が続くシリアで13日、医療救援活動に当たっていた赤十字などのスタッフ7人が武装集団に拉致された。当局者が明らかにした。首都ダマスカスでは同日、自動車爆弾の爆発が相次いだが、国営通信によれば犠牲者は出ていない。

赤十字国際委員会(ICRC)によると、拉致されたのは赤十字のスタッフ6人とシリア・アラブ赤新月社のボランティア1人。医療救援物資を届けるために訪れていたシリア北西部のイドリブ県で同日午前、武装集団に連れ去られたという。

ICRCは直ちに無条件で7人を解放するよう求め、「このような事件が起きれば、我々を最も必要とする人たちを支援する活動ができなくなりかねない」と警告した。

国営通信は、赤十字スタッフらの乗った車を武装テロ集団が銃撃し、スタッフを拉致したと伝えた。

国連のヤン・エリアソン副事務総長は先月の時点で、シリアが内戦状態に陥って以来の2年あまりで国連職員11人とシリア・アラブ赤新月社のスタッフ22人が死亡し、負傷したり拉致されたりしたスタッフも多数に上ると指摘。人道支援活動が困難になりつつあるとして危機感を示していた。

一方、ダマスカスで起きた爆発は、中心部の広場を囲む塀に車が突っ込むなど、2台の自動車爆弾が使われた。車にはそれぞれ100キロの爆弾が積まれていたという。

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