米ロ首脳、シリア問題で会談も両者の溝埋まらず

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ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領

オバマ大統領は、G20会議に出席した首脳の大半は、先月ダマスカス郊外で行われた化学兵器攻撃の責任がアサド政権にあるとの結論に満足しているが、シリアへの武力行使について国連安保理の承認を得る必要があるか否かについて見解が分かれていると指摘した。

その上でオバマ氏は、ロシアが決議を阻止している安保理は「機能不全」に陥っているとし、各国は安保理決議なしに武力行使を行うべきだと訴えた。

そんな中、ある米政府高官はCNNのインタビューで、仮に米国がシリアに対し軍事攻撃を行った場合、イランがバグダッドにある米国大使館に報復攻撃を行う可能性があることを示唆する情報を入手したことを明らかにした。

米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、シリア政府の化学兵器使用疑惑をめぐり米国がシリア軍を攻撃した場合、バグダッド市内の米国大使館など米国の施設を攻撃するようイランからイラク国内の過激派に命令が下され、米国がその命令を傍受したと報じた。米政府高官の発言はこの報道を受けたものだ。

米国務省はこの報道についてコメントを控えたが、イラク国内の米外交官の安全について特に対策は講じていないとしている。

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