韓国と北朝鮮、開城工業団地の再開で合意

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南北協力事業の開城(ケソン)工業団地は4月上旬から操業停止に陥っている

南北協力事業の開城(ケソン)工業団地は4月上旬から操業停止に陥っている

(CNN) 韓国と北朝鮮は14日、4月から中断していた開城(ケソン)工業団地の操業を再開することで合意した。再開の時期は明らかにされていない。

韓国、北朝鮮両政府は同工業団地の操業について、今後は「いかなる状況下でも政治状況の影響を受けない」との声明を出した。

工業団地の稼働中断中に韓国企業が被った損害の補償については、南北共同委員会を設置して協議することで合意した。

合意の発表後、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は「本日の合意が、韓国、北朝鮮両国間の関係の新たなスタートのきっかけになることを望んでいる」と述べた。

開城工業団地は、南北軍事境界線に近い北朝鮮南西部・開城の郊外に位置する。稼働中断前は、約5万3000人の北朝鮮労働者が同団地内にある120社以上の韓国企業に勤務し、韓国、北朝鮮両国の協力の象徴とされていた。

北朝鮮は4月、韓国労働者の同団地への立ち入りを禁じ、団地の操業を停止。しかしその後、両国の緊張は緩和し、北朝鮮は、7月に行われた朝鮮戦争休戦60周年記念イベントで西側メディアに取材を許可するなど、融和姿勢を見せている。

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