マンデラ氏が危篤に 「父は安らか」元大統領の娘に単独インタビュー

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マンデラ氏の娘に単独インタビュー

(CNN) 容体が悪化し重体に陥ったと伝えられている南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)の娘のマカジウェ・マンデラさんが24日までにCNNの単独インタビューに応じ、家族の現在の心境を語った。

南アフリカ大統領府は23日、同国のネルソン・マンデラ元大統領(94)が重体に陥っていると明らかにした。ズマ大統領によれば、医師団が容体改善のため全力を尽くしているという。

マンデラ氏の容体に世界中の注目が集まる中、マカジウェさんは「父は安らかでいる」と話し、家族はただ、精神世界へ安らかに旅立ってほしいと望むだけだと語った。

しかしマスコミの騒ぎのために平穏が乱されていると苦言を呈し、「マスコミは大騒ぎして病院前で張り番をしている。自分の知らないことや知っていることについてうわさ話をする人もいれば、私たちがどう振る舞うべきか説教したがる人もいる」とカジウェさん。

「彼は私たちの父であり、子どもたちの祖父だ。今は私たちにとって貴重で神聖な時。世界は私たちのことをそっとしておいてほしいと思う」「これが父と一緒にいられる最後の時になるとしても、もっと長くいられるとしても、私たちが父と一緒にいられるスペースを与えてほしい」

カジウェさんは、マンデラ氏の出身地の文化についても説明し、「私たちテンブ人の文化では、本人が子どもや家族に『自分を逝かせてほしい』と言うまでは、逝かせることはしない」「まだ最期は来ていない。最期を知っているのは神だけだ」と話した。

南アフリカ大統領府は23日、マンデラ氏が重体に陥っていると発表。過去24時間で容体が悪化したという。

マンデラ氏は今月8日、肺疾患の再発で首都プレトリア市内の病院に入院。当局は「深刻だが安定した容体」と発表していた。

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