マンデラ氏が「危篤」、容体が悪化 南ア大統領府発表

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ネルソン・マンデラ元大統領。容体が重篤になったという

ネルソン・マンデラ元大統領。容体が重篤になったという

(CNN) 南アフリカ大統領府は23日、同国のネルソン・マンデラ元大統領(94)が重体に陥っていることを明らかにした。

大統領府は医師団の話として、過去24時間で容体が悪化したと述べた。

マンデラ氏は今月8日、肺疾患の再発で首都プレトリア市内の病院に入院。当局は「深刻だが安定した容体」と発表していた。

ズマ大統領は「医師団が容体改善のため全力を尽くしている」と語った。与党、アフリカ民族会議(ANC)は同日の声明で容体の変化に「懸念」を示し、「マンデラ氏と家族、医師団のために祈ろう」と呼び掛けた。

かつて反アパルトヘイト(人種隔離)政策闘争の指導者だったマンデラ氏は、27年間に及んだ獄中生活の中で肺疾患を患い、その後も長年、呼吸器感染症と闘ってきた。

2010年に開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)以降、公の場には姿を見せていない。しかし昨年発行された同国の紙幣に肖像が採用されるなど、民主主義の英雄として今も敬愛を集めている。

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