中国当局、指導部の資産情報公開求めた活動家を拘束か

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習近平氏が汚職対策の強化を打ち出す一方、人権団体は活動家の拘束事件が起きたと主張

習近平氏が汚職対策の強化を打ち出す一方、人権団体は活動家の拘束事件が起きたと主張

北京(CNN) 複数の人権団体によると、中国指導部の資産情報公開を求める運動をしていた活動家少なくとも6人が、今月に入って治安当局に拘束された。

治安当局は4月1日から数回にわたって活動家の摘発を行ったといい、拘束された中には人権派弁護士の丁家喜氏や、1989年の天安門事件で学生リーダーだった趙常青氏などが含まれるという。

活動家の1人は、中国指導部の資産情報公開を求める横断幕を北京市内で掲げていて拘束されたという。この活動家の弁護を担当している弁護士は、6人の活動家は不法集会を開いた罪に問われていると語った。

別の弁護士によると、17日夜に拘束された活動家は自宅に踏み込まれ、コンピューターや電話、カメラなどを押収されたという。

中国国内で貧富の差が拡大する中、同国政府は指導部の資産に関する情報に対して神経をとがらせてきた。習近平(シーチンピン)総書記一族などの蓄財について報じた米ブルームバーグや、ニューヨーク・タイムズなどのウェブサイトは、その報道以降、中国国内からアクセスできない状態が続いている。

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