フランス軍がマリ北部を空爆、14日に安保理会合

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マリでの軍事作戦に向けて準備する仏軍

マリでの軍事作戦に向けて準備する仏軍

(CNN) 西アフリカのマリで同国政府の要請を受け軍事介入しているフランスは、マリ北部で13日にイスラム武装勢力の拠点に対する空爆を行ったと発表した。国連安全保障理事会はフランスの要請を受け、14日に会合を開いてマリ情勢について協議する。

フランス国防省は、13日の空爆で「テロ組織の拠点」数カ所を破壊したと発表。「フランスの目標はテロ組織に対する容赦ない攻撃を主導し、同組織によるマリ南部への新たな攻撃を阻止することにある」とした。ルドリアン国防相は欧州のラジオ局に対し、「テロリズムを壊滅させなければならない」と力説した。

フランスは数百人規模の地上軍も展開しており、近くアフリカ近隣諸国からの部隊も加わる予定。

一方、マリのイスラム武装勢力は13日、マリ政府軍とフランス軍による攻撃で大きな打撃を被ったことを認めながらも、抵抗を続ける姿勢を強調した。国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されるマリのイスラム武装勢力「アンサール・ディーン」の広報はCNNの電話取材に対し、「これは聖戦であり、死は日常だ。我々の戦闘員は大義のために命を捨てる覚悟がある」と話した。

同勢力は10日にマリ中部の都市コナを制圧したが、翌日には空爆と地上攻撃を受けて撤退した。同勢力の広報は、フランス軍がマリの市民を攻撃していると非難、「フランスこそ真のテロリストだ」と話している。

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