バイデン米大統領、キャンプデービッドで日韓首脳と会談へ

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日米韓の首脳が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でテーブルを囲む=マドリード/Brendan SmialowskiAFP/Getty Images

日米韓の首脳が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でテーブルを囲む=マドリード/Brendan SmialowskiAFP/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスは28日、バイデン大統領が来月、大統領山荘のキャンプデービッドに岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領を迎えると発表した。アジアの主要同盟国の結束を強化する取り組みの一環。

ホワイトハウスは首脳会談開催を発表する声明で、「首脳らは米日韓の友好の強い絆と強固な同盟関係を再確認し、3カ国関係の新たな一章を祝う」と説明。議題としてインド太平洋地域などでの3カ国の協力拡大を挙げ、その中には北朝鮮による持続的な脅威への対処や、東南アジア諸国連合(ASEAN)および太平洋島しょ国との関係強化も含まれるとした。

外国の首脳がキャンプデービッドを訪れるのはバイデン氏の就任後初で、オバマ元大統領時代の2015年以来となる。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は予定される首脳会談について、「米日韓の強固な同盟や、尹大統領と岸田首相の並外れた指導力の下で日韓関係が花開いていること」を再確認するものになると説明した。

日韓両国が北朝鮮の脅威や中国に関する懸念の高まりに対処しようとする中、両国の首脳は3月に関係修復のための会談を行い、12年ぶりとなる「シャトル外交」の再開を約束した。20世紀前半の日本占領時代に徴用された韓国人労働者への適正な補償をめぐる対立などで、両国関係は近年悪化していた。

そうした状況は、北朝鮮や自己主張を強める中国への対抗で足並みをそろえようとする米国の取り組みを損なう結果にもなっていた。

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