バイデン米大統領の愛犬、職員らが噛まれる事案10件に関与

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バイデン米大統領夫妻の愛犬「コマンダー」=2022年3月、米ワシントンDCのホワイトハウス/Oliver Contreras/The Washington Post/Getty Images

バイデン米大統領夫妻の愛犬「コマンダー」=2022年3月、米ワシントンDCのホワイトハウス/Oliver Contreras/The Washington Post/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスとデラウェア州で職員などが犬にかまれた事案10件に、バイデン大統領一家の愛犬「コマンダー」がかかわっていたことが、米シークレットサービス(大統領警護隊)の電子メールのやり取りで明らかになった。

バイデン大統領夫妻はコマンダーに新しいトレーニングを受けさせる意向だとホワイトハウスは説明している。

バイデン夫妻のもう1頭の愛犬「メイジャー」も、ホワイトハウスで人がかまれた事件に関連してホワイトハウスから別の場所に移されていた。

シークレットサービスの電子メールの内容は、保守系団体が情報公開法に基づく請求を通じて入手した。それによると、コマンダーは10件の事案に関与しており、うち1件では職員が近くの病院を受診していた。

コマンダーは1歳10カ月のジャーマンシェパード犬で、2021年にホワイトハウスに到着。職員が病院を受診した22年11月の事案では、コマンダーが職員の腕と太ももに襲いかかっていた。

コマンダーがノーリードで庭を散歩していた時にも複数の事案が起きている。

10月の事案では、ジル・バイデン夫人が手に負えない状態で、コマンダーがシークレットサービスの職員に飛びかかった。「職員が襲われた、あるいはかまれたのはあっという間の出来事だった」と電子メールには記されている。

バイデン夫人の広報は「大統領一家は状況を改善するための対策を講じている」と述べ、追加的なトレーニングを行ったり、コマンダーが走ったり運動したりするための専用区画を設けるなどしていると説明。各事案については労災と同様に扱われ、しかるべき通知や報告手順が守られていると強調した。

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