米国で最も危険なスパイ<5> 摘発作戦

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財布の中から暗号表

(CNN) スパイとみられる人物は特定の時期にキューバのグアンタナモ米海軍基地を訪問していた。同じ期間内に基地を訪れた国防情報局(DIA)の職員のリストを調べたところ、見覚えのある名前が浮上した。DIAで対敵情報活動を担当するスコット・カーマイケル氏はこのとき、アナ・モンテス受刑者がスパイであることを確信したという。

前回「米国で最も危険なスパイ<4> 発覚の経緯」はこちら

カーマイケル氏はこの後、連邦捜査局(FBI)の特別捜査官ピート・ラップ氏とチームを組み、スパイ容疑を立証する捜査に乗り出す。DIAのスパイとみられる人物が、特定のコンピューターを一定の期間内に購入したとの情報も入手した。これを手がかりに、当該のコンピューターとモンテス容疑者の関連を示す販売店の記録を見つけ出した。

FBIは探しているスパイがモンテス受刑者であることを確信した。

FBIはスパイ行為の現場を摘発するため、モンテス受刑者の行動を細かく追跡した。電話を盗聴し、張り込みを行い、尾行をして、行動パターンを探った。

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