米共和党候補指名レースに混戦の兆し、上位2人の勢いに陰り

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共和党指名レースに混戦の兆しが

共和党指名レースに混戦の兆しが

(CNN) 2016年米大統領選の共和党候補指名争いで、北東部のニューハンプシャー州では、不動産王ドナルド・トランプ氏と元医師のベン・カーソン氏がそれぞれ支持率で1位、2位の座を守ったことが5日までに分かった。ただ前回までのリードを維持するには至らず、勢いに乗る他の候補者の射程圏内に入ったとの見方もできそうだ。

米公共ラジオネットワークNPRの系列局であるWBURが実施した調査によると、共和党候補の支持率トップはトランプ氏で18%。2位はカーソン氏の16%で順位に変動はなかった。ただ前回9月の調査からトランプ氏は4ポイント、カーソン氏は2ポイント、ともに支持率を下げており、首位争いはより拮抗してきたといえる。

他の候補者では、CNBCテレビ主催の前回討論会で存在感を見せたマルコ・ルビオ上院議員とクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事の躍進が目立った。ルビオ氏は9月の調査から2ポイント増の支持率11%で3位。クリスティー氏は6ポイントを上積みして8%と、全体の5位につけている。

4位には1ポイント伸ばしたジョン・ケーシック・オハイオ州知事(10%)が入った。

一方で、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は支持率低下に歯止めがかからず、前回から2ポイント減の7%に沈んだ。以下、カーリー・フィオリーナ元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)とテッド・クルーズ上院議員の6%、ランド・ポール上院議員の3%と続く。

今回の調査は、共和党の予備選で投票する可能性の高い400人を対象に10月29日から11月1日にかけて行われた。誤差の範囲はプラスマイナス4.9%。

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