米列車脱線事故 機関士が事情聴取に同意

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取材に答えるアムトラックのCEO(左)

(CNN) 米フィラデルフィア近郊で起きた長距離列車アムトラックの脱線事故に関して、列車を運転していたブランドン・ボスティアン機関士(32)が米国家運輸安全委員会(NTSB)の事情聴取に同意した。12日に発生したこの事故ではこれまでに8人が死亡した。

NTSBは調査を続けているが、カーブに差しかかった列車が加速した理由や、線路上の障害物の有無など不明な点がいくつも残っている。ボスティアン機関士から直接事情を聴くことで、疑問を解く鍵が見つかるとの期待が高まっている。

関係者が注目しているのが、脱線の直前に列車が加速したことを示すビデオだ。NTSBのロバート・サムウォルト委員によれば、録画が終わる65秒前の速度は時速112キロを超え、その後も加速が続いたという。

だが「分かるのは速度だけだ。どのようにして加速したのかまでは分からない」とサムウォルト委員は述べた。

ボスティアン機関士の弁護士がABCテレビに語ったところによると、同機関士は事故で意識を失った後について「何一つ思い出せない」状態だという。

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