73歳保安官が容疑者射殺、「電撃銃」と短銃を間違え 米

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(CNN) 米オクラホマ州タルサで73歳の保安官代理が麻薬や銃密売の容疑者を逮捕する際、本来使うつもりだった電気ショックを与える銃と配給品の短銃の使用を間違い、容疑者を死亡させる失態があった。

短銃発砲の過失はタルサの雑貨店の駐車場で起きたもので、予備任務の資格で捜査に加わっていた保安官代理は電気ショックの銃を手にしていると思い込んでいたという。発砲は1回だった。保安官代理は、今回の不祥事の捜査の間、休職処分となった。

44歳の容疑者は搬送先の病院で死亡した。

事件はタルサの凶悪犯罪捜査班が手掛けていたもので、容疑者はおとり捜査員への短銃売却など拘束されていた。徒歩でいったん逃走したが、腰のベルト付近に手を入れようとするしぐさなどを目撃して捜査員は銃の保持を警戒。

追跡された容疑者は結局、地面にねじ伏せられたものの逮捕にあらがい、左手を腰部分から出すことにも抵抗していた。この後、保安官代理は電気ショックの銃を使うつもりで、短銃を発砲させていたという。

容疑者は現場で救急医療要員に、薬物使用の影響下にあった可能性を認めた。タルサ郡の保安官事務所は容疑者の武器保持の有無はまだ確認されていないと述べた。また、地元のCNN系列局KTULの取材に対し、保安官代理の年齢が不注意による短銃発砲につながった可能性については今後の捜査で判明するとも述べた。

保安官代理は2008年、同郡の保安官事務所に予備任務の要員として加わり、凶悪犯罪捜査班の一員にもなっていた。

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