エボラ熱ワクチンの治験、結果は有望 米研究所

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エボラ熱のワクチン開発進む

(CNN) 米国立衛生研究所(NIH)は26日、開発中のエボラ出血熱のワクチンについて、初の臨床試験で有望な結果が出たと発表した。

臨床試験では18~50歳の健康な被験者20人にワクチンを投与した。その結果、全員に免疫反応があり、エボラウイルスに対する抗体ができていることを確認。2人はワクチン投与から1日以内に一時的な発熱があったが、深刻な副作用が出た被験者はいなかったとしている。

ワクチンはNIHの国立アレルギー・感染症研究所と英製薬大手グラクソ・スミスクラインが開発している。西アフリカでのエボラ熱流行を受けて手順を早め、開発を急いでいた。

NIHは今回の結果を受けて臨床試験の対象を広げ、ワクチンの有効性を確認する。

世界保健機関(WHO)によると、今回の流行では23日までに1万5935人がエボラ熱に感染し、5689人が死亡している。

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