米機内へ小型ナイフの持ち込み4月から可能に、ルールを改訂

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刃が長さ6センチ以下、幅1.3センチ以下のナイフなら持ち込みが許されるという=TSA提供

刃が長さ6センチ以下、幅1.3センチ以下のナイフなら持ち込みが許されるという=TSA提供

ワシントン(CNN) 米運輸保安局(TSA)は5日、米国の旅客機への小型ナイフや一部のスポーツ用品の持ち込みを許可する方針を明らかにした。

4月25日以降、刃の長さ6センチ以下、幅1.27センチ以下のナイフと、ゴルフクラブやおもちゃのバット、スキー用ストックといったスポーツ用品の持ち込みが可能になる。これらは2001年9月の同時多発テロ以降、米機への持ち込みが禁止され、国際ルールとの食い違いが指摘されていた。

専門家によると、操縦室のドアの強化や情報収集活動の改善などによって、今回の改訂が可能になったとみられる。

かみそりの刃やカッターナイフの持ち込みは引き続き禁止される。

同時テロでは実行犯がカッターを使ったとも報じられたが、武器は特定できなかった。

TSAは事件をきっかけにすべての刃物類をはじめ多数の品目を持ち込み禁止としたが、その後ライターやマッチは許可するなど、次第にルールを緩和してきた。一方で、06年の英旅客機爆破テロ未遂事件以降、液体やジェル類の持ち込みが新たに禁止された。

TSAのピストール局長は、手荷物検査の担当者は今後、危険度がより高い爆弾材料などの探知に集中できると強調した。一方、客室乗務員組合は改訂に反対の立場を示し、「誤った短絡的な判断だ」と批判するコメントを発表した。

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