米スタートアップの挑戦、超音速旅行の大衆化は実現できるか

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航空機の製造・テストを行う「スーパーファクトリー」は米国内で今年建設に着手した/Boom Supersonic

航空機の製造・テストを行う「スーパーファクトリー」は米国内で今年建設に着手した/Boom Supersonic

持続可能な燃料

エンジンは超音速航空機にとって最も重要な部品の一つだ。標準的な旅客機よりも高速で機体を推進する必要があるため、通常とは異なる設計が必要だ。

ブームのエンジンは「シンフォニー」と呼ばれ、フロリダ・タービン・テクノロジーズと共同で設計している。同社のエンジニアたちは、ロッキード・マーティンのステルス戦闘機F22やF35などの超音速エンジンの開発に取り組んできた。

ショール氏によると、シンフォニーは、コンコルドの最大の欠点の一つだった騒音に特に注意を払って設計されているという。

また同エンジンは、持続可能な航空燃料(SAF)にも対応している。

国際航空運送協会(IATA)によると、SAFはバイオマスや廃棄物を原料とするジェット燃料で、この燃料を使用することにより、炭素排出量を最大80%削減可能だという。

またブームは40年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを公約している。

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