AIで「ビートルズ最後のレコード」制作、新曲もリリースへ ポールが発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
左からポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ジョン・レノン=1966年6月、英ロンドンのBBCテレビスタジオ/Central Press/Hulton Archive/Getty Images

左からポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ジョン・レノン=1966年6月、英ロンドンのBBCテレビスタジオ/Central Press/Hulton Archive/Getty Images

(CNN) ビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーが、人工知能(AI)を使って制作した「ビートルズ最後のレコード」を年内にリリースする計画を明らかにした。

マッカートニーは13日に放送された英BBCラジオの番組で、AIを使って自分の若い頃の声を再現し、1980年に死去したジョン・レノンと2001年に死去したジョージ・ハリスンの声をよみがえらせたと説明。ビートルズの「新曲」もリリースを予定していることを明かした。

「ビートルズ最後となるレコードは、ジョンが持っていたデモに私たちが取り組んで制作を終えた。年内にリリースされる。ジョンの声はAIを通してクリアにすることができた」とマッカートニーは語り、「それから通常通りにレコードのミクシングができた」と説明した。

AIについては、インターネットにはそれほど精通していないものの、AIを使ってレノンに自分の楽曲を歌わせるといったことができることは認識しているとマッカートニー。それは「ある意味で恐ろしい」「私たちみんなが今、それに取り組み、対応しようとしている」と指摘した。

マッカートニーによると、ビートルズの1970年のアルバム「レット・イット・ビー」制作を題材にしたピーター・ジャクソン監督の2021年のドキュメンタリー番組「ザ・ビートルズ:ゲットバック」のために、AIを使ってデモ音源からレノンの声を抽出した。

AIには「良い面と怖い面がある」とマッカートニーは言い、「それがどこへつながるのかを見極めなければならない」と話している。

「英国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]