海に流した冗談の「伝言」ボトル、50年ぶりの返還 米

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米東部ニューハンプシャー州のハンプトン・ビーチ

米東部ニューハンプシャー州のハンプトン・ビーチ

(CNN) 米東部ニューハンプシャー州でこのほど、大西洋にメッセージ付きで流していたボトルが50年ぶりにこの試みを行った男性の家族に戻る出来事があった。ボトルが見付かったのは同州から南へ1500マイル(約2424キロ)以上も離れたタークスカイコス諸島の砂浜だった。

メッセージには、ボトルを送り主に返還してくれたら150ドル(約1万5750円)を贈呈すると記されていた。この約束は果たされたという。

ボトルを見付けたのは同諸島で休暇中だった米ユタ州居住の教師兼音楽家の男性。海岸の砂の中に埋もれていたが、判読出来る紙片上の文字に気付いていた。CNN系列局WMURによると、鉛筆での手書き文字のようで、「紙片の中を見て」との指示があった。

男性が中を開けると「419オーシャン通りに返して。ビーチコマーの経営者であるティナが150ドルを贈呈する」との記述があった。ビーチコマーはポーラ・ピアースさんの両親が1960年代に経営していた同州ハンプトンのモーテル「ビーチコマー」を意味していた。

ピアースさんによると、父親は冗談のつもりでメッセージを書いてボトルに入れ、大西洋に流していたという。両親は数年前に死亡し、モーテルは売却されていた。

ボトルを発見した男性は航空機に乗ってニューハンプシャー州を訪ね、ボトルやメッセージをピアースさんに手渡したという。ピアースさんは父親の手書きの文字を見て驚き、「父母や私の子ども時代の断片を蘇らせてくれる特別なもの」と感謝している。

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