もう1つの地球を探せ 「プラネットハンター」という仕事

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惑星が前を横切るときにわずかに恒星の光が弱くなる

惑星が前を横切るときにわずかに恒星の光が弱くなる

実際、恒星のふらつきは系外惑星以外の要因によって引き起こされている可能性もあり、一部の惑星については発見が撤回されている。

だが「トランジット法」という別の方法が見つかり、惑星探索が容易になった。惑星が恒星の前を横切る際にその光をわずかに減少させる現象をとらえる方法で、「恒星のふらつきから予想された惑星の1つが、予測された時間にぴったり星の前を横切ったことが確認された。これで議論の余地はほぼなくなった」とシーガー氏は語る。太陽系外惑星は確かに存在していたのだ。

系外惑星の大気

シーガー氏は系外惑星を探すだけでは満足せず、その大気にも着目した。生命の兆候を探す手段として大気は重要だという。惑星が恒星の前を横切るとき、恒星の発する光がその大気を通過するため、大気の組成を分析することが可能になる。

この分析は虹の観察するときの過程に近い。虹を細かく観察すると、色のあいだに暗い線がわずかに見える。地球の大気が太陽光の一部を吸収するために現れるもので、この暗い線を手がかりに大気の具体的な成分を解析することができる。

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