今年の干支はヒツジ? それともヤギ?

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元気に飛び跳ねる子ヤギ 別の子ヤギを蹴り倒す

(CNN) アジアでは2月19日に始まる旧正月を盛大に祝う国も多いが、新しい年の干支は「ヒツジ」だとは限らないようだ。香港の繁華街やショッピングモールを歩くと目に付くのは、ショーウインドーに飾られたヒツジ、それにヤギの姿だ。

香港大学で中国の神話を研究する余文章(アイザック・ユエ)助教授によれば、どちらも干支としては正しいという。

「中国語の『羊』という字はヒツジともヤギとも解釈できる。ガゼルも中国語では羊だ」と彼は言う。

「私自身はどちらかというとヤギと訳したい。理由は単純で、羊という字には2本の角が生えていて、ヒツジよりもヤギに似ているからだ」と余助教授は言う。

中国ではヒツジもヤギも家畜として飼われているが、ヒツジがいるのは北方の草原に限られており、ヤギのほうが一般的だ。

どっちつかずの中国に対し、ベトナムでは今年の干支はヤギと決まっている。

ベトナムの両替商は、ヤギの絵が描かれたネパールやウガンダの札に出くわすと、正式なレートの数倍で買い取る。お年玉袋には普通とは少し違うものを入れたいという需要があるからだ。

一方、日本はヒツジ派だ。正月にはヒツジの絵が描かれた年賀状を送りあったし、ペットの犬にヒツジの扮装をさせて楽しむ人もいた。

ヤギであれヒツジであれ、正月のお祝いが楽しいことに変わりはない。国営新華社通信の報道によれば、外国語でどう訳されようと気にする中国人はほとんどいないようだ。

北京で事務員として働く男性は新華社の取材に「どちらかなんて考えたこともない。十二支の絵ではヤギのほうをよく見かけるけれど、私はヒツジのマスコットを買いたい。ふわふわしてかわいいから」と答えている。

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