9月の米雇用統計、就業者数は33.6万人の伸び 予想のほぼ2倍

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米ノースカロライナ州キャッスルへインでの就職説明会に訪れた人々/Allison Joyce/Bloomberg/Getty Images

米ノースカロライナ州キャッスルへインでの就職説明会に訪れた人々/Allison Joyce/Bloomberg/Getty Images

ミネアポリス(CNN) 米労働省労働統計局は6日、9月の雇用統計を発表し、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回る33万6000人だったと明らかにした。

今年1月以降最も大きな伸びであり、8月の22万7000人増からも著しい上昇となった。8月の数値は当初の推計から4万人上方修正された。

真夏の雇用増は、当初の想定を超える過熱ぶりを示した。7月の伸びも7万9000人上乗せされ、23万6000人に修正されている。

9月はレジャーや接客の新規雇用が9万6000人と、雇用の増加に拍車をかけた。労働統計局によると、この分野での過去1年間の雇用ペースは1月当たり6万1000人増だった。政府関係の職の7万3000人増をはじめ、主要な部門は軒並み雇用を伸ばしている。

バイデン大統領は予想を上回る堅調さを示した6日の報告を称賛。偶然ではなく「バイデノミクス」の成果であり、トップダウンではないボトムアップの経済成長が起きているとの見方を示唆した。

雇用が増加するのはこれで33カ月連続だが、歴史的なインフレ抑制策を進める連邦準備制度理事会(FRB)は、かねて経済の減速と労働市場の沈静化を図っている。

9月の平均時給の伸びは前月比0.2%、前年比4.2%だった。金融情報会社リフィニティブによると、エコノミストらはそれぞれ0.3%、4.3%と予測していた。

資産運用大手バンガードのシニアエコノミスト、アンドルー・パターソン氏によれば、9月の平均時給の伸びは前月比で2022年2月以来、前年比で21年6月以来の低い水準だという。

「雇用」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]