米スタバ150店の従業員、ストライキへ 「プライド月間」の装飾巡り

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プライド月間の装飾を巡り、米国のスタバ150店の従業員がストライキに入るという/Nicolas Economou/NurPhoto/Getty Images

プライド月間の装飾を巡り、米国のスタバ150店の従業員がストライキに入るという/Nicolas Economou/NurPhoto/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 労働組合が結成されている米スターバックスの店舗約150店の従業員は23日、性的少数者の権利を啓発する「プライド月間」の装飾をめぐる同社の方針に抗議してストライキに入ると表明した。

労組が結成されている店舗を代表する「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド(SBWU)」は、同社が一部の店舗でプライド月間を祝う飾り付けを制限したと指摘。「LGBTQIA+(性的少数者)の労働者への偽善的な扱い」を示すものだと述べた。

スターバックスはこの主張を強く否定している。

SBWUはツイッターで、約3500人の従業員が「来週ストライキに入る」と明らかにした。

スターバックスによると、店舗のリーダーは安全指針を順守する限り、プライド月間に向けて好きなように飾り付けをすることができる。装飾を禁止した直営店については認識していないという。

スターバックスの広報は「LGBTQIA2+コミュニティーへの揺るぎない支援」を表面。「この問題に関する方針に変更は一切ない。店舗のリーダーに対しては引き続き、6月のプライド月間などをコミュニティーと共に祝うよう促していく」とした上で、「拡散中の偽情報について深く懸念している」と付け加えた。

これに対し、SBWUは内部文書や店長の証言を基に、同社の「対応は一貫性に欠ける」とツイッター上で指摘した。

スターバックスは1988年に同性パートナーへの全面的な医療給付の提供を始めて以来、従業員の処遇に関して進歩的な方針を取ってきた。一方で、労組結成に厳しい姿勢を取る企業という評判もある。

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