トランプ政権、メキシコ製品に20%関税案 壁の費用として

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関税がもたらす物価上昇は米国内の雇用や消費に影響を及ぼす可能性がある

関税がもたらす物価上昇は米国内の雇用や消費に影響を及ぼす可能性がある

部品を米国から輸出してメキシコ国内で組み立てている多くの米企業も打撃を受ける。メキシコからの輸入品に使われている部品の約40%は米国製とされる。

物価上昇は消費の冷え込みにもつながりかねない。

その結果、雇用の減少を招く可能性もある。オバマ前政権による中国製タイヤへの関税引き上げがいい例だ。ある研究によると、タイヤ価格の上昇により、関税導入で守られた雇用よりも失われた雇用のほうが多かったという。

その上、関税を払うのは製品を輸入する米国の企業だ。それは価格に転嫁されるから、関税(つまり壁の建設費用)を支払うのは、メキシコではなく米国の消費者ということになる。

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