アップル、1~3月期は13年ぶり減収 iPhone初の失速

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アップルの最終利益は前年同期比22%減の105億ドル。過去最高記録を更新していた昨年10~12月期から一転し、13年10~12月期以来の減益に終わった。

売上高は前年同期の580億ドルから13%減。2けた台の減少は01年秋以来だ。米国内の他企業と同様、ドル高による打撃が大きかった。同社によれば、ドル相場が1年前と同じ水準だったと仮定すれば、減少幅は9%にとどまった計算だという。

アップルの売上高は世界の全地域で減少したが、その幅は中国の前年同期比26%減が最も大きかった。

4~6月期の売上高については410億~430億ドルと、前年同期の496億ドルを下回り、アナリストが予想していた474億ドルよりもさらに低い見通しを示している。次期モデルのiPhone7が発売されるまで、しばらく不振が続くとの見方が強い。

明るい材料としては、「iCloud(アイクラウド)」や「iTunes App Store(アイチューンズ・アップ・ストア)」、「Apple Music(アップル・ミュージック)」などのサービス部門がの売り上げが前年同期比20%増の60億ドルを記録した。サービス部門の売上高は現在、iPhoneに次ぐ同社第2の規模となっている。クック氏は、Apple Musicの有料会員がすでに1300万人に達したと強調した。

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