ロシア軍潜水艦の元艦長殺害、ウクライナ人容疑者を訴追 連邦捜査委員会

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(CNN) ロシア軍潜水艦の元艦長がジョギング中に殺害された事件で、ロシア連邦捜査委員会は14日、ウクライナ人のセルゲイ・デニセンコ容疑者を「計画殺人」や違法な武器売買の疑いで訴追したと明らかにした。

10日午前に起きた事件では、ロシア黒海艦隊の潜水艦の元艦長、スタニスラフ・ルジツキー氏がロシア南部クラスノダールの公園をランニング中に殺害された。デニセンコ容疑者はルジツキー氏殺害に関連して今週逮捕されていた。

ロシア連邦捜査委員会は先に、殺害現場を歩く容疑者の映像を公開。今回、この人物をデニセンコ容疑者と名指しした。デニセンコ容疑者が現場の公園で証言した際、強迫を受けていたかどうかは不明。

ウクライナの声明やロシアメディアの報道によると、ルジツキー氏は黒海艦隊のキロ型潜水艦の一つの艦長を務めていた人物で、この潜水艦は巡航ミサイル「カリブル」を発射可能だった。

潜水艦発射ミサイルによる攻撃はウクライナの都市に甚大な被害をもたらしており、1年近く前には中部の都市ビンニツァで、子ども3人を含む数十人が亡くなった。

ロシアメディア「バザ」が遺族の話として伝えたところによると、ルジツキー氏はウクライナでの戦争に「一切参加しておらず」、2021年に除隊を希望していたという。

ルジツキー氏は21年12月、ロシア軍に除隊届を提出。最終的に22年8月に除隊となり、クラスノダールの行政府に職を得ていた。

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