ロシアの複数の州が攻撃受けたと報告、ドローンや砲撃で ウクライナ国境付近

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ベルゴロド州のグラドコフ知事=1月24日、モスクワ郊外/Mikhail Klimentyev/Sputnik/AP

ベルゴロド州のグラドコフ知事=1月24日、モスクワ郊外/Mikhail Klimentyev/Sputnik/AP

(CNN) ウクライナとの国境付近にあるロシアの複数の州の知事が、州内で攻撃があったと明らかにした。隣国ウクライナの戦火がロシアに及び始めている。

スモレンスク州のアノヒン知事代行は2日早朝、州内の燃料やエネルギーの施設が攻撃を受けたと報告。SNSのテレグラムへの投稿で、死傷者や重大な被害の報告はないと述べた。

アノヒン氏によると、プレスナなど2つの村が午前3時ごろに長距離ドローン(無人機)2機による攻撃を受けたという。

ブリャンスク州のボゴマズ知事は、砲撃はウクライナ軍によるものだと直接名指しして非難した。スゼムスキー地区の村が砲撃を受けたとし、死傷者はいないものの、住宅2軒が火事になり対応に当たっているという。別の町でも砲撃で1軒が炎上したとしている。

クルスク州のスタロボイト知事は、夜間のウクライナによるドローン攻撃で複数の建物に被害が出たと報告した。高層建築1棟や住宅が被害を受けたものの、死傷者はいないという。

スタロボイト氏は住民に冷静さを保つようによびかけ、ロシアの防空システムがウクライナのドローン複数機を撃墜したと述べた。

ベルゴロド州のグラドコフ知事は、州内でウクライナ軍によるものとされる攻撃が続いていると述べた。

グラドコフ氏によると、砲撃を避けるために2500人が一時避難所に退避している。テレグラムへの投稿で「巨大なスポーツ施設に数百のベッドが置かれて大人も子どもも寝る容易ではない状況だ」と記した。

同氏の1日の投稿によれば、過去1日で数十の攻撃があり、道路や不動産、車両に被害が出た。攻撃の大半は大砲や迫撃砲で、けが人はいるものの死者はいないという。

ベルゴロド州はこの数日で暴力事案が増加。先週にはロシア反体制派の戦闘員による攻撃があった。ウクライナ当局は攻撃への直接の関与を否定し、戦闘員らは独自に行動していると述べている。

反プーチンを掲げるロシア人勢力は1日、ロシア国内で再び戦闘を行っていると主張。ロシア軍はこの主張を否定している。

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