ウクライナ南部のロシア支配地域、複数の場所で爆発の報告

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前線近くの軍事訓練場で戦車に乗るウクライナ兵=5日、ウクライナ・ザポリージャ州/Reuters

前線近くの軍事訓練場で戦車に乗るウクライナ兵=5日、ウクライナ・ザポリージャ州/Reuters

(CNN) 当局の報告やSNS上の目撃証言によれば、ウクライナ南部にあるロシア占領地域の複数の場所で27日、激しい爆発が発生した。

ヘルソン州で開設されているSNSテレグラムの非公式チャンネルは、同州の町ノバカホフカやその近郊で複数の爆発があったと報告した。ノバカホフカにはドニプロ川に面する重要な水力発電施設がある。

テレグラムのチャンネルの一つは「ノバカホフカで攻撃音が聞こえた。何かが燃えている」と説明。「煙が見える。爆発音のような音も聞こえた」とも述べた。

CNNはどの目標が攻撃を受けたのか確認できていないが、ロシアが任命したノバカホフカの地元当局は、ウクライナ軍の砲撃で電力供給が断たれていることを明らかにした。

ウクライナが支配するドニプロ川西岸地域からも攻撃があった。ヘルソン州の軍政当局によれば、近郊の村への砲撃で女性1人が死亡、その夫が重傷を負ったという。

ザポリージャ州メリトポリでは大きな爆発音が聞こえた。同市のフェドロフ市長が明らかにした。メリトポリはロシアの占領下にある都市で、前線から離れたロシア軍の拠点になっている。

ロシアが任命したザポリージャ州占領当局の高官によると、集合住宅の入り口付近で即席爆弾が爆発した。建物はやや損傷したものの、死傷者は出ていないという。

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