ウクライナ、首都に国立墓地の建設を計画

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米国のアーリントン国立墓地/Jakub Porzycki/NurPhoto/Getty Images

米国のアーリントン国立墓地/Jakub Porzycki/NurPhoto/Getty Images

(CNN) ウクライナのラプティナ退役軍人相は24日までに、首都キーウに、米国のアーリントン国立墓地のような追悼や軍人のための墓地を建設することを計画していると明らかにした。

自身も従軍の経験があるラプティナ氏はCNNの取材に対し、アーリントン国立墓地を訪問したことについて、「この素晴らしい追悼と国を守った人々への敬意を本当に称賛する」と述べた。

ラプティナ氏は、キーウに建設する墓地について、ロシアとウクライナの戦争の戦場から埋葬される人々のためだけではなく、ウクライナがさまざまな時代で独立のために戦った際に国を守った全ての人々のための記念碑となると述べた。

キーウのクリチコ市長は20日、市議会が国立墓地を建設するための手続きを開始したと明らかにした。そのための土地も割り当てられたという。フェイスブックへの投稿によれば、土地の広さは約100ヘクタール。

国立墓地の建設は、戦争で荒廃したウクライナが退役軍人をたたえて、支援するために計画している取り組みのひとつ。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、退役軍人の数は急激に増えている。

ラプティナ氏は、今回の戦争が終結するころには、退役軍人とその家族が約400万人に達するとみられると述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まったときに当局に登録のあった退役軍人50万人のうち約80%が戦場に戻ったという。

ラプティナ氏は米首都ワシントンを訪問し、最良の方策について話し合うとともに、国立墓地建設の取り組みについて米政府から具体的な資金援助を受けられるよう要請した。

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