シェルパ3人、雪崩で行方不明 登山者のためルート整備 ネパール

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世界最高峰エベレストでシェルパ3人が雪崩に巻き込まれ行方不明となっている/Monika Deupala/Reuters/FILE

世界最高峰エベレストでシェルパ3人が雪崩に巻き込まれ行方不明となっている/Monika Deupala/Reuters/FILE

(CNN) 世界最高峰エベレストの登山シーズンを前に、ネパール人のシェルパ3人が雪崩に巻き込まれて行方不明になっている。ネパール観光局が12日に明らかにした。

3人は春の登山シーズンに備え、登山者が使うルートの建設や整備のための資材を運んでいた。

発表によると、ヘリコプターや地上の捜索隊による捜索救助活動は現在も続いている。

観光局長は国営紙ライジングネパールに「雪崩で埋まった人たちの捜索救助活動はますます難しくなっている。彼らの居所に関する詳細も分かっていない」と語った。

雪崩はベースキャンプと1番キャンプの間の「ダム」と呼ばれる場所で発生した。

ここは凍った滝のような氷河の急斜面があり、特に危険が大きいクンブ氷瀑(ひょうばく)の周辺。亀裂が連なるクンブ氷河を安全に横断できるルートを見つけるのはシェルパの仕事だ。

春はエベレストの登山者が最も多いシーズンで、観光局によれば、この春はこれまでに計47カ国の243人が登頂許可を取得している。

ネパールには世界トップ10の高山のうち8山があることから、登山は重要な収入源となっており、登山者を支えるために大勢のシェルパやガイド、ポーターが雇用されている。

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