キツネ狩り団体、禁止法の制定で252年の歴史に幕 英スコットランド

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新法の施行を受けて、英スコットランドのキツネ狩りの団体が252年にわたる歴史に幕を下ろす/Andrew Milligan/PA Images/Getty Images/FILE

新法の施行を受けて、英スコットランドのキツネ狩りの団体が252年にわたる歴史に幕を下ろす/Andrew Milligan/PA Images/Getty Images/FILE

(CNN) 英スコットランドで252年の歴史をもつキツネ狩りの団体が、狩猟に関する新法の制定を受けて活動を終了した。

1月に成立してこのほど施行された法律では、限られた場合を除き、犬の群れを使って野生の哺乳類の狩りをしたり殺したりすることを禁じている。

同法の制定を受け、1700年代から活動してきたスコットランド西部のキツネ狩り団体は、最後の集会を開くと発表した。

「スコットランド西部でのささやかな狩りについて、騎手や支援者から絶大な支持が寄せられたことを光栄に思います」。同団体はフェイスブックにそう記し、キツネ狩りの際に横断した農場や土地の所有者にも謝意を表した。

最後に、「私たちの愛すべき猟犬たちに感謝します。彼らは多大な愛情と愛着をもって、時には自分たち以上にしっかり面倒を見ます」と言い添えている。

16世紀に始まったキツネ狩りをめぐっては、英国で論争が尽きなかった。

狩猟愛好家はキツネ狩りを地元で受け継がれてきた大切な伝統とみなす一方、動物保護の活動家は残虐で不必要な行為と受け止め、今回の法律制定を歓迎していた。

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