国家反逆罪の当局者や兵士に死刑適用、大統領が法律に署名 ベラルーシ

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国外メディアとの会見に臨むベラルーシのルカシェンコ大統領=2月16日撮影/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

国外メディアとの会見に臨むベラルーシのルカシェンコ大統領=2月16日撮影/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

(CNN) ベラルーシのルカシェンコ大統領は9日、政府当局者や軍関係者が「国家反逆罪」を犯した場合に死刑を適用する法律に署名した。国営ベルタ通信が伝えた。

同法にはこのほか、テロの「宣伝」や、国軍や準軍事組織などの信用をおとしめる行為、国家機密保護要請の違反について刑事責任を問う規定も盛り込まれている。

ベラルーシ議会は昨年、国内の「破壊分子」による行動を阻止するためとして、「重大な反逆」に死刑を科す法案を可決していた。ルカシェンコ氏は今回この法案に署名し、成立させた。

人権団体アムネスティ・インターナショナルは昨年、同法を「ベラルーシ当局の甚だしい人権軽視を示す最新の事例」と形容した。

ロシアのプーチン大統領に近いルカシェンコ氏は今年2月、「ベラルーシに侵攻しない限り、我々がウクライナに軍を派遣することはない」と発言。一方で「ロシアが法的、道徳的、政治的に我々の同盟国であることを忘れてはならない」とも述べている。

ベラルーシは昨年2月、ロシア軍がウクライナ首都キーウ(キエフ)北方のベラルーシ国境からウクライナに入るのを認め、ロシアによる侵攻開始を支援した。

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