国連事務総長、ウクライナ訪問 穀物輸出について協議

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共同記者会見に出席したグテーレス国連事務総長(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(右)=8日、ウクライナ・キーウ/Roman Pilipey/Getty Images

共同記者会見に出席したグテーレス国連事務総長(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(右)=8日、ウクライナ・キーウ/Roman Pilipey/Getty Images

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、同国を訪問した国連のグテーレス事務総長を歓迎し、黒海の港からウクライナの農産物を輸出するための取り組みの延長について協議した。

ゼレンスキー氏は記者会見で、「我々は世界から飢餓がなくなることに関心がある。我々の共通の方針は穀物イニシアチブ回廊の延長だ。将来のイニシアチブの延長についても問題を取り上げた」と述べた。

ゼレンスキー氏は「平和や国際安全保障、国連憲章の完全な実施を回復させる方法についてキーウで話し合っていることは非常に重要だ。こうした規範は地球上のすべての国家にとって等しく重要だ」と語った。

ロシアは昨年10月、ウクライナからの穀物輸出を行う船舶の安全な航行を保証する協定への参加停止を表明したが、数日後に方針を転換していた。この協定は昨年7月にトルコが国連とともに仲介していた。

国連によれば、ウクライナは通常、毎年約4500万トンの穀物を世界に輸出している。大麦や小麦、トウモロコシの輸出国としては世界の上位5カ国に入る。ひまわり油の輸出では世界1位で、世界の輸出量の46%をウクライナが占めている。

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