トルコ、大地震の建物倒壊で200人近くを逮捕

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地震で建物が倒壊するなどしたことを受けて、トルコで200人近くが建物の建築に問題があったとして逮捕された/Orhan Cicek/Anadolu Agency/Getty Images

地震で建物が倒壊するなどしたことを受けて、トルコで200人近くが建物の建築に問題があったとして逮捕された/Orhan Cicek/Anadolu Agency/Getty Images

トルコ・イスタンブール(CNN) トルコ司法省によると、今月6日にトルコとシリアを襲った大地震で倒壊した建物の建築に問題があったとして、これまでに200人近くが逮捕された。

同省によると、建物が全壊したり激しく損壊したりしたケースで、626人の容疑者が特定された。一部の容疑者は地震で死亡し、一部は警察が今も行方を追っている。

ボズダー法相は25日、数千棟の建物で証拠を収集したと述べた。

緊急事態当局によると、地震で倒壊した建物は5700棟を超えた。被災地の一部の地区で、建物自体に問題があった可能性が指摘されている。

現地の専門家は、建物が上階から重なるようにつぶれる「パンケーキクラッシュ」が相次いだことを問題視する。この場合、捜索救助活動も極めて困難になる。

トルコでは過去の地震で建築基準が強化されていたが、新しい建物が倒壊した例も多く、基準が徹底していなかった疑いがある。

専門家らによれば、政府が古い違法建築を容認するために設けた「建築恩赦」と呼ばれる政策の下、安全基準を満さなくても、業者が金を払えば建築許可を得られる仕組みになっていた。

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