ウクライナへの従軍兵、無料で精子冷凍が可能に ロシア

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市内のパトロールを行うロシア軍兵士=4月、ウクライナ・ボルノバーハ/Alexander Nemenov/AFP/Getty Images

市内のパトロールを行うロシア軍兵士=4月、ウクライナ・ボルノバーハ/Alexander Nemenov/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア国営のタス通信は29日までに、ウクライナでの戦闘に加わるロシア軍兵士が自らの精子の無料での冷凍や保存が専門のバンクで可能になると報じた。

同国の弁護士協会のトルノフ会長の話として伝えた。タス通信によると、会長は部分的な動員令で軍に招集された該当者の家族は不妊治療と冷凍バンクでの生体材料の保存を無料で受けられるだろうと述べた。弁護士協会はカップル数組の代理を務めているという。

トルノフ氏はまた、ロシア保健省は遺伝物質のための無料の冷凍精子バンクの創設と義務的な医療保険制度の修正に関する要請に応じたと指摘。このバンク創設などは、ウクライナでの「特別軍事作戦」に従軍するロシア市民に無料の不妊治療を受けられる人数を割り振るのが目的とした。

保健省は、2022~24年に同作戦のために徴集された市民の無料での精子保存の資金は連邦予算で賄えることが可能と判断したという。

トルノフ会長は、保存された遺伝物資の生殖補助医療における一切の自由な利用は法律で規定されるとし、個人の義務的な医療保険の一環としての要素が必要になるとも述べた。

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