インドの新型コロナ対応は「世界の間違いを実証」 モディ首相

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インドのモディ首相は、新型コロナウイルスへの対応をめぐり、インドのやり方は「世界が間違っていることを証明した」と主張した/Yawar Nazir/Getty Images

インドのモディ首相は、新型コロナウイルスへの対応をめぐり、インドのやり方は「世界が間違っていることを証明した」と主張した/Yawar Nazir/Getty Images

(CNN) インドのモディ首相は26日、国民に向けたラジオ演説で、「この数カ月、インド国民が一丸となって新型コロナウイルスと闘ってきたやり方は、世界が間違っていることを証明した」と主張した。

インドの新型コロナウイルスの症例数は世界で3番目に多く、米ジョンズ・ホプキンス大学によれば、症例数は130万例以上、死者は3万2060人に上る。

モディ首相は演説の中で、インドの新型コロナウイルス回復率は他国を上回るとしながらも、「まだ警戒を続ける必要がある。新型コロナウイルスは依然として、始まった時と同じくらい危険だと認識しなければならない」と強調した。

26日に確認された新規の症例は4万8661例に上り、特にデリーでは深刻な状況が続く。

インド国立疾病対策センターの調査では、デリーの住民のほぼ4人に1人が感染していることが分かった。

インド最高裁は6月12日、デリー州政府の新型コロナウイルス対応や死者の扱いについて、厳しく批判する報告書を発表していた。インド政府はその後、同地での検査態勢の強化を図り、列車の客車を転用するなどして病床数を増やしている。

インド政府は3月25日、まだ症例数が519例、死者数が10人だった時点で全土のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。

しかしこの影響で国民の多くが窮状に追い込まれ、仕事も食べる物も失った日雇い労働者の多くは、遠く離れた故郷へと移動した。

部分的に規制が緩和された5月30日の時点で症例数は18万例を超え、その後も増え続けている。

中部マディヤプラデシュ州のチョウハン首相は25日、検査で陽性反応が出たため、自己隔離に入ると発表した。同僚などにも警戒を促し、自分と接触した人は検査を受けてほしいと呼びかけている。

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