トランプ氏が自宅での箱の移動を指示、召喚状出た後で 被雇用者がFBIに証言

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機密文書とされる資料などが大量に押収されたトランプ氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」/Joe Raedle/Getty Images/FILE

機密文書とされる資料などが大量に押収されたトランプ氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」/Joe Raedle/Getty Images/FILE

(CNN) トランプ前米大統領の被雇用者の1人が連邦捜査局(FBI)に明らかにしたところによると、同氏はフロリダ州にある自宅「マール・ア・ラーゴ」の地下の保管室から複数の箱を移動させるよう指示を出していた。この指示に先立ち、トランプ氏の法務チームはマール・ア・ラーゴでの機密文書の有無を巡って召喚状を受け取っていた。被雇用者の説明内容に詳しい情報筋が明らかにした。

情報筋がCNNに述べたところによると、FBIは職員1人が当該の保管室から複数の箱を持ち出す監視カメラの映像も入手している。

トランプ氏の行動が召喚状の出された5月より後だとする証言と、上記の監視カメラの映像は、連邦当局の犯罪捜査にとって重要なものとなる可能性がある。当局は捜査妨害、政府記録の破壊、機密文書の不適切な取扱いといった様々な犯罪の可能性を調べている。

FBIは8月にマール・ア・ラーゴの捜索を実施。押収した数千点の文書の中には機密文書のマークが入った書類も100点ほど含まれていた。

情報筋によると当該のトランプ氏の被雇用者は当初、マール・ア・ラーゴで機密文書や箱類を扱ったことを否定していた。しかしFBIが証拠をそろえ再度聞き取りを行ったところ、トランプ氏から箱を移動させるよう指示があったと説明内容を変えたという。

この証言については、米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。

司法省は以前、マール・ア・ラーゴでの機密文書について、保管室から「隠されて持ち出された公算が大きい」と主張していた。FBIの捜査を「妨害」するための措置であり、トランプ氏が機密文書を誤って扱った疑いを調べるのを防ぐ目的があったとみている。

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