銃撃犯の横に座った乗客「ショック状態」、妊婦助けひざ撃ち抜かれる 米NY

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銃撃事件があったニューヨーク市ブルックリン区の地下鉄の駅に集まる警察などの車両=12日/ANGELA  WEISS/AFP/Getty Images

銃撃事件があったニューヨーク市ブルックリン区の地下鉄の駅に集まる警察などの車両=12日/ANGELA WEISS/AFP/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市ブルックリンの地下鉄で12日朝に発生した銃撃事件で、ホウラリ・ベンカダさん(27)は容疑者の隣に座っていて、逃げようとしてひざの裏を撃たれたと語った。

「ショックで体が震え、今後電車に乗れるかどうかわからない」と、ニューヨークで生まれ育ったベンカダさんは術後にCNNに語った。

ホテルでハウスキーピング部門のマネジャーを務めるベンカダさんは、最後尾の車両に乗り、ダッフルバッグを持ちニューヨーク州の大都市交通公社(MTA)のベストを着た男性の隣に座った。

ベンカダさんによると、隣に座っていた男性は電車が発車してから約20秒後に「発煙筒」を放ち、発砲を始めた。銃撃は2分近く続いたように感じたという。

銃撃犯を避けようと人々が車両の前方に殺到する中、ベンカダさんはそこにいた妊婦がけがをするのではないかと心配し、妊婦を助けることに集中していたという。その時撃たれた。「生涯で最悪の痛みだった」とベンカダさんは語った。

銃弾はひざの裏に当たり、貫通した。医師によると、銃弾はひざ頭をかすめたという。当面は松葉杖生活で、自力で歩けるようになるまでに数週間かかる見込みだ。

ベンカダさんは他の人のうめき声を聞いたが、煙のため被害者や容疑者を見ることはできなかったという。

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