遊園地の乗り物から少年が転落死、当局が報告書 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州オーランドの遊園地「アイコン・パーク」で先週、自由落下タワーの乗り物から14歳の少年が落ちて死亡した。州当局の報告書によると、乗り物が停止した時、少年の座席の安全バーは下がった状態でロックされていたという。
この乗り物は地上約130メートルの高さまで上ってから、最大時速120キロで急降下するアトラクション。
州当局が従業員3人の話を基にまとめた報告書によると、少年は24日、降下中にマグネットブレーキが作動した時に座席から投げ出されたとみられる。
本人の体格が座席のサイズに対して大きすぎた可能性も指摘されている。少年の父親は25日、CNNとのインタビューで「息子は身長196センチ、体重154キロで大柄だった」と語った。
州当局が公開した運転・保全マニュアルは、乗客の体重を130キロまでに制限し、体が座席に収まらなかったり安全バーが正しく装着できなかったりする場合は、その客を乗せないよう注意を求めている。
少年の体に座席や安全バーが合っていたのかどうかは明らかでない。
事故の場面としてSNSに投稿された動画には、乗り物が落下し始めてから約5秒後、タワーの3分の2ほどまで下がりブレーキがかかったところで、放り出される人物の姿が映っている。