米コロナ禍の制御、接種進めば来春に可能 ファウチ氏分析

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(CNN) 米国のファウチ大統領首席医療顧問(米国立アレルギー感染症研究所長)は26日までに、新型コロナウイルスを制御し得る時期の見通しに触れ、ワクチン投与の対象者の大半が接種を終えれば来春には可能との見方を示した。

CNNの取材に、今冬を乗り切り、未接種となっている国民9000万人の大半、それも圧倒的な大半が実際に投与を受ければ、来春には収束への良き手応えが得られる可能性があるとした。

「春になれば、日常生活に一定の正常さが戻り、我々がこれまで望んできたレストランや劇場などの営業や活動再開が到来するだろう」ともした。

ファウチ博士は、CNNの取材に応じる前、米公共ラジオ放送NPRに収束は来年秋にも可能と示していたが言い間違いだったと訂正した。

ただ、来春の時期設定はあくまで期待感の表明とし、制御を保証しているわけではないとも述べた。収束の達成への道のりは国民の行動次第とも指摘。接種すべき国民がそうしなければ事態は長引き、コロナ禍をこじらせる新たな変異株の出現につながるとも釘を刺した。

新型コロナウイルスの克服に必要な総人口におけるワクチン接種者の比率についてはまだ不明と説明。「どうやってこの比率を把握し得るのか。出来るだけ多くの国民が接種し、制御に成功すればその数字が出てくるだろう」ともした。

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