米国のコロナ死者、2月1日までに8割増か ワシントン大予測

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公園の通りを行き交う人々=9月26日、米ニューヨーク市のセントラルパーク/Alexi Rosenfeld/Getty Images

公園の通りを行き交う人々=9月26日、米ニューヨーク市のセントラルパーク/Alexi Rosenfeld/Getty Images

(CNN) 米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は16日までに、新型コロナウイルスによる国内の累計死者数について、来年2月1日までに78%増の38万9087人になるとの予測を発表した。

米国ではこれまで800万人近くが新型コロナに感染、21万8000人近くが死亡している。

同大のモデルによると、全米国民がマスクを着用した場合、累計死者数は31万4000人に減ると予想される。逆にマスク着用令が緩和された場合、死者数が47万7000人を超える可能性もあるという。

今回のデータでは若年層の感染が増えているため、前回のモデルに比べると予想死者数は減った。5日前に発表された前回モデルでは、2月1日までの死者数を約39万5000人と予想していた。

ただし、IHMEの研究者は「死者数はこれから下げ止まり、今後1~2週間で増え始めると予想される」と説明。米国は欧州に比べ冬季の感染拡大が始まるのが遅かったとも指摘し、たとえ多くの州が年末までに制限措置を復活させたとしても、来年1月には1日の死者数が2000人を超えるとの見通しを示した。

米国の大部分の地域では引き続き、感染者が増加傾向にある。米ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、全米で確認された14日の感染者数は6万人近く、15日午後も少なくとも5万6000人に上った。

州別にみると、今週は35州で感染者の増加率が前週比10%を超え、7州では10%以下だった。増加率が減少を示したのは8州のみ。11日以降、21州で新規感染者数の7日間平均が過去最高に達している。

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