米アマゾン、1~3月期は32億ドルの黒字 人員削減進める中

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米アマゾンの発送センター=2022年11月28日、米ニュージャージー州ロビンズビル・タウンシップ/Eduardo Munoz/Reuters

米アマゾンの発送センター=2022年11月28日、米ニュージャージー州ロビンズビル・タウンシップ/Eduardo Munoz/Reuters

(CNN) 米ネット通販最大手アマゾンが27日発表した今年1~3月期の決算は、純損益が32億ドル(約4300億円)の黒字だった。前年同期の38億ドルの赤字から黒字転換した格好で、アナリストの予想を大幅に上回った。

アマゾンはここ数カ月、コスト削減策を強化。2度にわたりレイオフ(一時解雇)を発表したほか、製品開発を中止したり、実店舗拡大計画を見合わせたりする対応を取っている。

根強い景気後退懸念が企業や消費者の支出を下押ししている可能性はあるものの、アマゾンの主要事業は成長を続けている。

1~3月期の売上高は前年同期比9%増だった。4~6月期の純売上高については、前年同期比5~10%増の1270億~1330億ドルに上ると見込んでいる。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は今回の決算について、「進行中のコスト削減策がアマゾンの事業の見通しに良い影響を与えていることの表れ」だと指摘。「第2四半期の売上高に関するアマゾンの力強い予想は、同社が危機を抜け出しつつある可能性を改めて示している」と述べた。

以前からアマゾンの稼ぎ頭となっているクラウド事業「AWS」も2桁の成長を記録。これも同社の事業全体にとって前向きな兆候となった。

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