「核廃棄の徹底検証」実施の方針、北朝鮮側も理解 米国務長官

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シンガポールで開催された米朝首脳会談で金正恩氏と握手するトランプ氏

シンガポールで開催された米朝首脳会談で金正恩氏と握手するトランプ氏

ワシントン(CNN) ポンペオ米国務長官は14日までに、滞在先の韓国ソウルで記者団に、核開発計画の廃棄をめぐる徹底した検証作業を行う方針を北朝鮮側も理解していると確信していると述べた。

ポンペオ氏はまた、12日の米朝首脳会談後に発表された共同声明に「検証可能」「不可逆的」という文言が入っていなかったとする批判に反論。質問した記者に対し「それに関しては単純に間違いだ」と指摘し、「検証可能」で「不可逆的な」という趣旨は声明内に入っていると重ねて主張した。

また「どの関係者の理解でも、『完全な』という言葉の中に『検証可能』の意味が含まれている」と強調。「検証や確認を伴わずに完全な非核化を実現することはできない」「この点に関する大統領の決意は固い」としている。

ポンペオ氏はさらに、トランプ氏が韓国や日本との軍事演習の中止を表明したことに対する批判も退けた。大統領の発言について、演習中止が続くのは誠実な協議が行われている間のみだと明確にしていたと指摘した。

軍事演習の中止は北朝鮮と中国の長年の目標で、日韓両国の政府や米当局者、米議員はトランプ氏の発言に不意を突かれる形となっていた。

核兵器廃棄などに向けた具体的な日程については詳述しなかったものの、米政権としては今後2年で大きな進展があることを望むと発言。「(大規模な核軍縮を)2年半以内に実現できるものと期待している」と述べた。

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