水原容疑者を起訴 米検察、大谷選手は「被害者」

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米連邦検察が水原一平容疑者(左)を詐欺の罪で訴追した/Christian Petersen/Getty Images

米連邦検察が水原一平容疑者(左)を詐欺の罪で訴追した/Christian Petersen/Getty Images

(CNN) 米連邦検察は11日、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平容疑者を、大谷選手から1600万ドル(約24億5000万円)超を盗んだとして銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。

大谷選手については、水原容疑者の違法賭博行為や賭博の負けの支払いに関与していたことを示す証拠はなく、「被害者と考えられる」とした。

検察によると、水原容疑者は2021年11月から今年1月にかけて、大谷選手の銀行口座から無断で違法なブックメーカーに複数回にわたって送金した。

水原容疑者は大谷選手と行動を共にすることが多く、信頼を得ていたことから、大谷選手の銀行口座などにアクセスできていたことが調べで明らかになったという。「水原容疑者は信頼されている立場を利用した」と指摘した。

有罪となれば最高で禁錮30年が科される可能性があるという。

検察によると、大谷選手は先週受けた取り調べで、送金を許可したことを否定した。検察は、水原容疑者がブックメーカーへ送金するために銀行にかけた電話で、大谷選手になりすました証拠があるとしている。

水原容疑者の賭博については、検察は「野球には賭けていなかったと考えている」とした。

当初、水原容疑者は大谷選手から約450万ドルを盗んだとして告発された。

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