バンクシー作品、損壊した建物から移設 現代美術広場も視野 ウクライナ

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バンクシーの作品を写真に収める地元住民=2022年11月12日、イルピン/Genya Savilov/AFP/Getty Images

バンクシーの作品を写真に収める地元住民=2022年11月12日、イルピン/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナの首都キーウ近郊の街イルピンで、謎の路上芸術家バンクシーによる壁画が、損壊した建物から市内の別の場所へ移設されることになった。

国営ウクルインフォルム通信が伝えたところによると、9階建ての建物はこの後、完全に取り壊される予定。解体に向けたイベントには、イルピンのマルクシン市長が出席した。

作品には体操選手がリボンを振る場面が描かれている。この部分の壁はすでに取り外し、金属の枠で保護してある。

バンクシーの作品と建物の壁が運ばれる=13日、イルピン/Vladyslav Musiienko/Reuters
バンクシーの作品と建物の壁が運ばれる=13日、イルピン/Vladyslav Musiienko/Reuters

マルクシン氏によると、移設先には国内初の現代美術展示広場が開設され、バンクシー作品はその主役となる予定。周囲には高さ3メートルのコンクリート壁を建て、常駐の警備要員と防犯カメラを配置する。

ウクライナがロシアによる侵攻を受け始めてから、首都キーウなど国内各地でバンクシーの作品が見つかっている。

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