ランニングマシンの事故で子どもが死亡、ペロトンが注意喚起

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ペロトンのランニングマシン「トレッド+」/Peloton

ペロトンのランニングマシン「トレッド+」/Peloton

ニューヨーク(CNN Business) フィットネス機器メーカーのペロトンは18日、同社のランニングマシン「トレッド+」で子どもが死亡する事故が発生したことを明らかにした。

ペロトンのジョン・フォーリー最高経営責任者(CEO)はトレッド+の所有者に宛てた書簡の中で、「子ども1人とトレッド+がかかわる事故が、思いもよらぬ死につながった」と述べ、ランニングマシンに子どもを近づけないよう呼びかけた。

死亡事故の詳細は明らかにしなかったが、子どもがけがをしたトレッド+関連の事故は少数ながら確認されているとした。

米国立衛生研究所(NIH)の2014年の調査によると、運動器具でけがをする10歳未満の子どもは年間約2万5000人に上る。消費者製品安全委員会の推計によれば、2019年は米国内で8歳未満の子ども2000人がランニングマシンが関係する事故のために緊急治療を受けた。

子どもやペットは常に運動器具から遠ざけておくようペロトンは勧告。運動を始める時は、必ず周りに誰もいないことを確認し、マシンを作動させるのに必要な安全キーを抜いて、子どもの手の届かない場所に保管するよう促している。

国立衛生研究所も、子どもがいる家庭でランニングマシンを使う場合は出入口の方向に向けるか、鏡を使って見通しを良くすることを勧告している。

年齢を問わず、ランニングマシンによる負傷者は運動器具の中で最も多い。米国内で報告されるランニングマシン関連の負傷は年間4万6000件と、サイクリングマシンの事故の4倍強に上る。

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