ハマス、停戦前の「捕虜交換」なし 交渉提案に回答

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食料不足の中、配給食を待つパレスチナ人の子どもたち=5日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Salem/Reuters via CNN Newsource

食料不足の中、配給食を待つパレスチナ人の子どもたち=5日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Mohammed Salem/Reuters via CNN Newsource

(CNN) イスラム組織ハマスは5日、停戦をめぐるイスラエルとの交渉を仲介しているエジプトとカタールの提案に対し、停戦前の「捕虜交換」はないとの考えを示した。

ハマスの幹部オサマ・ハムダン氏がレバノンの首都ベイルートで会見し、停戦合意の条件を明らかにした。イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区からの完全撤退、地区内で避難している人々、特に北部住民の帰還、十分な支援の提供、救援、再建が条件だという。

同氏はこれらの条件が満たされた後でなければ「捕虜交換はない」との考えを示し、イスラエル軍がガザ地区で作戦を続ける中、交渉は「無制限」ではないとも警告した。

今回の発言は、エジプトとカタールが先週ハマスに示した提案への回答で、交渉当事者らは停戦と人質の解放を盛り込んだ合意に向けて奔走している。

ハムダン氏の会見の数時間前、バイデン米大統領は停戦の可能性は「ハマスの手中にある」と述べていた。バイデン氏は提案内容は「合理的なもの」とし、イスラエルが取引に合意したことを明らかにした。

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