イスラエル、国連大使を召還 性暴力報告の「口封じ図った」と非難

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昨年11月の国連安保理で発言するイスラエルのエルダン国連大使/Brendan McDermid/Reuters

昨年11月の国連安保理で発言するイスラエルのエルダン国連大使/Brendan McDermid/Reuters

(CNN) イスラエルのカッツ外相は4日、イスラム組織ハマスの性的暴力をめぐる国連報告に対して口封じを図る動きがあったとの理由で、エルダン国連大使を召還したと発表した。

国連のパッテン事務総長特別代表は同日、ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた際に性的暴力があったとする報告書を発表した。

カッツ氏はX(旧ツイッター)を通した声明で、報告への妨害工作についてただちに協議するため、エルダン氏に帰国を命じたと述べた。

同氏はまた、グテーレス国連事務総長がこの報告書を精査するために安全保障理事会を開き、ハマスをテロ組織に指定するなどの対応を講じなかったと非難した。

これに対して事務総長室は、グテーレス氏がどのような形にせよ、報告書を伏せておこうとした事実はないと反論。同氏はパッテン氏がイスラエルを訪問し、情報を集めた活動を全面的に支持してきたと強調した。また、パッテン氏は徹底的かつ迅速に任務を果たしたとも評価した。

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