中国外相、紛争当事国に殺傷力のある武器「売らない」

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17日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で演説する中国の王毅外相/Johannes Simon/Getty Images

17日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で演説する中国の王毅外相/Johannes Simon/Getty Images

(CNN) 中国の王毅(ワンイー)外相が、先にドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で、ウクライナのクレバ外相と会談し、紛争当事国に対しては殺傷力のある武器を売らないと伝えていたことがわかった。

中国外務省の18日の声明によれば、王氏は、中国政府は「火に油を注ぐ」ことはせず、ロシアとウクライナの戦争を終結させるために建設的な役割を果たし続けると述べた。

中国は、ロシアとウクライナの戦争をめぐり、中立の立場を主張しているものの、ロシア政府による違法な侵攻を非難することは拒否している。中国は、制裁の影響を受けるロシア経済にとって重要な命綱となりつつある。

米当局者は、中国企業がロシアにウクライナで使う殺傷力のない装備品を売却していることを示唆する証拠について、繰り返し懸念を表明している。昨年の米情報機関の報告書によれば、中国はロシアに技術や装備を提供しており、それらはロシアの戦争にとってますます重要になっている。

中国政府はロシア政府との距離が近いにもかかわらず、ウクライナでの戦争で、自国を和平の仲介役として売り込もうとしている。王氏もこれに沿った発言を行った。

王氏は「中国は和平の促進をあきらめたり、対話を促す取り組みを緩めたりすることはない」と述べた。王氏は、習近平(シーチンピン)国家主席がロシアとウクライナを含む世界各国の指導者らと綿密な意見交換を行い、危機への対応に建設的な役割を果たしていると指摘した。

クレバ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、王氏と、二国間関係や貿易、ウクライナにおける公正で永続的な和平の回復の必要性について協議したと述べた。

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