ハマスが人質解放提案に返答、「概して前向き」 カタール首相

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米国のブリンケン国務長官(左)とカタールのムハンマド首相=6日、カタール首都ドーハ/Mark Schiefelbein/Pool via Reuters

米国のブリンケン国務長官(左)とカタールのムハンマド首相=6日、カタール首都ドーハ/Mark Schiefelbein/Pool via Reuters

(CNN) カタールのムハンマド首相とブリンケン米国務長官は6日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザ地区で拘束している人質の解放についての提案に、ハマスから「概して前向き」な返事があったと明らかにした。

ムハンマド氏は「返事にはいくつか批評が含まれているが、概して前向きなものだ。だが、状況が微妙であることから詳細は控える」と説明。「楽観的にとらえている。イスラエル側にハマスからの回答を伝えた」とも明らかにした。

ブリンケン氏によると、米国はハマスからの返事を精査中で、7日にイスラエル政府と協議するという。

ブリンケン氏は、ハマスに提示した案は「単に前回の合意を繰り返すのではなく、拡大することを目指した真剣なもの」とこれまでの見方を繰り返した。

「まだすべきことは多いが、合意は可能であり、真に重要なものだと引き続き確信している」とも語った。

提案の枠組みについては、交渉の当事者が先月末にフランスの首都パリで合意した。CNNは以前、人質解放の第1段階として6週間の停戦期間を設け、イスラエルが拘束しているパレスチナ人囚人3人を釈放するごとに人質1人を解放することが提案に盛り込まれていると報じた。イスラエル軍の兵士の解放ではこの比率が上がると予想され、第2段階以降については6週間以上の停戦もあり得る。

昨年11月に実現した1週間にわたる戦闘休止では、人質100人超が解放された。新たに100人を超える人質の解放が実現すれば、中東で広範にわたる紛争が勃発するとの懸念が高まっている中で、大きな突破口となる。

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