トルコ議会、スウェーデンのNATO加盟認める

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トルコ議会でスウェーデンのNATO加盟を認める法案の採決が行われれた=23日、アンカラ/Metin Aktas/Anadolu/Getty Images

トルコ議会でスウェーデンのNATO加盟を認める法案の採決が行われれた=23日、アンカラ/Metin Aktas/Anadolu/Getty Images

(CNN) トルコ議会は23日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟を承認する法案を賛成多数で可決した。数カ月の遅れを経て、スウェーデンが加盟に一歩近づいた。

議員346人中賛成287人、反対55人、棄権4人だった。

批准のプロセスは議会外交委員会を先月通過し、23日の本会議での採決へと進んだ。今後はエルドアン大統領が署名して成立する。

成立すれば、批准をしていない加盟国はハンガリーだけになる。

ハンガリーのオルバン首相は23日、スウェーデンの加盟条件を交渉するため、同国のクリステション首相をハンガリーに招待したと発表した。

スウェーデンと隣国フィンランドは2022年5月、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてNATO加盟を申請。フィンランドは翌年4月に加盟したが、スウェーデンの加盟は遅れていた。

エルドアン氏は当初、スウェーデンがクルディスタン労働者党(PKK)を含む武装組織に寛容すぎると批判し、加盟に反対する姿勢を示した。スウェーデンは申請後に反テロ法を厳格化し、安全保障上の懸念でトルコとより緊密に連携することに合意した。

エルドアン氏の加盟承認は米国の行動にかかっている部分もある。同氏は以前、米国がトルコへのF16戦闘機売却を承認しなければ条約に署名しないと示唆していた。

米上院外交委員会のカーディン委員長は23日、本件を前に進める前に、加盟関連の書類が完了したことを確認したいと語った。

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